真の知識にあうことは

真の知識にあうことは かたきがなかになおかたし 流転輪廻のきわなきは 疑情のさわりにしくぞなき 親鸞聖人

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本当の厳しさ

友人と話ていましたら、加茂和上の『安心座談』という本を思い出しました。
浄土真宗のご信心は、私がああだった、こうだったということは関係がないので、聞いたとしてもああ、あなたはそうだったのですねというものです。体験談は人それぞれですから、同じところもあるし、違うところもあります。でも、お救いの世界は同じなので、わかるな、同じだなと味わえますね。
味わえたからいいというものではないのは言うまでもないことですが。

それで、この本をまた開いてみたのですが、初めて読んだ時も思ったのですが、以前記事にさせていただいた問答のところを読んでもこれほど厳しいものはないなと思うのです。何一つ要求も条件も付けられていないものが。終始優しい言葉遣いで、丁寧で親身なお諭しで一貫しているのですが、悪を廃して善を修めることで救われようとする私のはからいの心、これは捨て難いものです。この世の因果の道理に従って救われようというその心を捨てなさいというものは、私にとっては厳しいものでした。しかし、私には真の心はないのですから、阿弥陀さまの御心一つに託すのみというのはこれほど易いものはないのですね。なんまんだぶつ
今日は以下のところを読ませていただいて心に留まりました。

23 称名のこころ

 お救いは如来のはたらきですが、称えることは私の仕事で私がきばって称えるのであると思いますがいかがでしょうか。(京都・下間忠)

 いまのお質ねを別の言い方ですれば、「お救いは、信も行もいらない。ただこのままである。私はただお礼のために称えねばならない」ということになるようです。即ち「そのまま救うから、ただ称えておれ」ということになります。

これは「往生は如来にまかせて、ただ念仏する」とのおさとしを、勝手にうけとっているものです。要するに、お救いを向こうにながめているのです。

如来の本願の上においては、称名は何のために誓うのであるのかを窺わねば、このことは、明らかにはなりません。私たちはどうもしないこのままでお救いにあずかるのであれば、如来の五劫思惟や永劫の修行は意味がないことになります。また第十八願の乃至十念のおこころは、報恩のお礼のために称えようとなされる思召ではないでしょう。

 私たちは、何としても助かる縁も手がかりもないために、如来はそのお功徳の全体を名号のはたらきに仕上げて、これをすべて私にあたえて、往生せしめてくださるのです。これが、仏祖のおさとしを経て、この私へあたえられた名号のおまことであります。この名号の親心を聞き得させてもらい、仰せのままに称えさせられるのです。勿論、往生の定まるのは名号の親心を聞こえたときですが、親心を称えてよろこぶも、本願の正定業の名号を称えるのです。

即ち、信も称名もみな、これ真実大悲のあらわれであって、一念一称、これすべて大悲のあらわれたもののほかはありません。いわゆるご和讃「南無阿弥陀仏の廻向の、恩徳広大不思議」のみはたらきにはからわれてゆくのでありますから、いまさら往生は如来にまかせて、ただ念仏するということでも、まかすと、称えるとの二つを別々のようにみることは、あやまりであることがしられるのです。

助けたから、お礼に称えるのではなく、称名は、来たお助けのあらわれたすがたであります。それがそのまま報恩にそなわるのです。この称名のこころは、とても大切なことですので、よくよくおさとしをいただかねばなりません。



「お礼だから、救われた後にさせていただくもの」「だけど称えずにおれなくなってくる」と聞いていました。しかし「称えずにおれなくなってくる」とは、どういう意味なのでしょうか?私に何を伝えようとする言葉なのでしょうか。それは「私は称えずにおれなくなった」ということなら、体験談ではないでしょうか。「称えずおれなくなったら救われる」ということなのでしょうか?違いますよね、「お礼だから念仏称えているだけではだめだ」と言うのですから。

「お礼だから、救われた後にさせていただくもの」と、お救いを「後」に追いやっているのが、和上のいう”お救いを向こうにながめている”姿だったのです。

只今救われてお念仏させていただくことが、報恩なのですね。それが阿弥陀さまの願いだったのですから。有難ううございますの思いもありますが、有難うございましただけではなく、ずっと、有難うございますが続いていくのだと思います。

”助けたから、お礼に称えるのではなく、称名は、来たお助けのあらわれたすがたであります。それがそのまま報恩にそなわるのです。この称名のこころは、とても大切なことですので、よくよくおさとしをいただかねばなりません。”
よくよくおさとしをいただいていきたいと思います。なんまんだぶつ


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