真の知識にあうことは

真の知識にあうことは かたきがなかになおかたし 流転輪廻のきわなきは 疑情のさわりにしくぞなき 親鸞聖人

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待つにあらず

ある方とお話ししていて思い出した、というかいつも思い出す深川倫雄和上のお話。
『仏力を談ず』から「ご信心に入るカリキュラムはない」。

ご信心になる方法はありません。真宗の信仰に入る道はないんです。
それなのにみんな道があると思ってる。だいたい自分の思うとることが賢いと思うことから間違いだと親さまがおっしゃるのに、まだ自分の頭を使おうと思うとる。
真宗に入る道はない。真宗入門なんていらんお世話だ。入門するのもおればせんのもおる。そんな事、知るか。
入門の道はない。何故か、真宗とは向うから来て下さる法である。
わが輩のこの頭は何事であろうと稽古がいる、訓練がいる。宗門でも研修会というがおかしいこったね。研修会、よい言葉でないね。あれは何ちゅうか、「報謝会」ちゅうた方がよかろう。
何でも訓練がいるが、ご当流には訓練がない。一見あるように見える。真宗に入る道が何かあると言う人が、「お聴聞じゃ」と言う。
ほう、なら他力が九十で、お聴聞が十で、合わせて百か。お前かたの親さまは九十か。九十パーセントか。
全分他力。ならお聴聞は? お聴聞はご恩報謝です。
そう言うたら、あるお同行がね、
「お聴聞がご恩報謝というのは、信心頂いた人や。信心頂いてない人は、信心頂くためのお聴聞や、そうじゃあないか」という。
私はわざととぼけて「知りませんよ」と答えた。
「何故知らんか。あんた和上(わじょう)さんじゃあないか」
「私は和上さんじゃが真宗の和上さんであって、浄土真宗のちょこっと前の和上さんじゃあないぞ。真宗の門の外の和上さんではないぞ。真宗の門の中の和上さんだぞ。信心の和上さんだよ。入信の和上さんではないぞ」
なんでこんな事いうか。世俗は何んでもかんでも道があって、訓練があって、磨きたてたら余程ええかと思うちょる。
ご当流はこの頭の理屈と違う。逃ぐる者を追わえとる。向うから来てくださるご法義なんです。
向うから来てくださるご法義に、なんでこっちから行かにゃあならんか。だから、求道という人達は間違うとる。
求道を言う人達が真剣な求道というが、その人達にとって阿弥陀さまは多分むこうにあるでしょう。だから一生懸命寺参り、一生懸命道を求めて頂こうとする。逃げても来てくださるものなのに。
理解が違う。求めて得るものと違う。真宗は他力です。来てくださる。真宗に入る道はないんです。
それなら、お聴聞は何か。「そのような広大なお慈悲じゃから、聞かにゃあすまんぞよ」というご報謝なんです。
だったら信心頂いていない人のお聴聞は何か。ご信心を頂いてないというのは、真宗でないということです。



>ご信心を頂いてないというのは、真宗でない
こんな厳しくて有難いお話はないと思います。

何かしらして、勤めて、真剣にやっていって、そうしたら…そうせねば…というのは、待っていた姿だったのですね。今のお救いを未来に置いて、眺めて撥ね付けているのだから、いくら待っても同じこと。真宗になりません。
向こうからのお救いに遇うのに、待たせてきたのは私のほう。
いつでも常に、来いとよんでくださっている。

つづきも載せておきます。なむあみだぶつ

「このお堂の中にも、信心頂いてない人もおる」と言う。
いらんお世話。このお堂は、十八願のお堂だよ。
これは十八願に入るためのお堂ではないよ。ご恩報謝の金出して、畳が敷かれて、参詣衆はみな信心の人です。
「そんなことはない。調べてごらん」と又言う。
調べん。調べんことになっとる。何故か。親さまが五劫が間調べてくださったのを、今更、愚かな凡夫が調べる手はない。
親さまがよう調べてくださったんだ。どうお調べになったか。
凡夫は仏法ぎらいで逃げる者だと、みんな調べてあるのに、なんでこちらが又調べんにゃあならん。そうでしょ。
近頃、お坊さん達が門徒を調査しようとする。心もちの中で門徒の信仰ぶりを調査して、信心の人にしようとしている。
いらんお世話。門徒のことを考える暇があるなら、「当知今将談仏力」(親鸞聖人『入出二門偈』)、仏さまのことを考えましょう。
そうでしょ、用心せにゃあなりません。
もしそんな事を言うのなら、お葬式を改めねばなりませんよ。
「あの人は信心でいうたら十のうち五くらいじゃから、五くらいの葬式じゃな」
信心浅い者の葬式と、信心深い者の葬式とどこかありますか。ありませんよ。
私そう思った。ご門徒で死産があった。お葬式に行きました。その時、
「本願力(ほんがんりき)にあひぬれば……。」(親鸞聖人『高僧和讃』)
この子は遇(お)うておらん。死んで産れた子。なんで本願力に遇(あ)いぬれば空(むな)しく過ぐる人ぞなきと、お勤めするのか。
なら真宗には赤ちゃんの葬式、まだ信心頂いておらん子供の葬式、日校に通って来た子供の葬式、説教中に眠った者の葬式、眠らない者の葬式と色々作っておかにゃあならん。しかしないですよ。みんな一色ですよ。みんな一色です。
そして、
「本願力にあひぬれば、むなしくすぐるひとぞなき」どういう事か。
空しく過ぎたらどうなるかというと、また迷わねばならん。
しかしご開山さまのご和讃をそこで勤めるというのは、
「ああ、よかったな、阿弥陀さまのご本願頂いてお浄土へ往く」という葬式。
寺へ参っとらん。その参っとらんのが死んでも、「本願力に遇いぬれば」です。
何故か。ご当流はご本願のお宗旨だから、ご当流はご本願、真宗だからお別院のお堂であろうが末寺の庵寺であろうが、これはご本願のお寺で、ご本願の畳で、参詣衆はみんなご信心の人なんです。それが建て前ですよ。
そりゃあ、その人が言うように信心でない人がいるかも知れんが、そういう事はいらんこと。そんなことは言わんことになっているんです。
教育の論理と違う。教育の論理でない他力おたすけの論理。間違えんようにせねばならん。
教育の論理を持ち込むと「お念仏称えたら信心になる」とか「だんだん解ってきた」とかいらんことを言う。何か信仰に入る道があると思って真宗入門と言う。
教育の論理ではない他力おたすけの論理です。
軒端(のきば)に巣を張る蜘蛛までもおたすけくださる親さまのお慈悲です。
だったらなにしに寺へ参るか。信心頂く、たすかるために参るのではない。たすけてくださる親さまのお話しを聞かせて頂く。ご恩報謝です。
求道というのは大きに間違いです。求道をいう人達の阿弥陀さまは、どこかにぶら下っているに違いない。
そんなんではない。いつも私にきて、骨の髄まで染み込んで心の底まで動かしてくださって、ご恩報謝のお称名も他力催促であるというのが、宗祖のご解釈。
阿弥陀さまは法蔵菩薩の昔に讃嘆(さんだん)をなさいました。仏さまになるために讃嘆門をやりなさった。
そして衆生にのちのち讃嘆させようと思っていらっしゃった。だから私どもが讃嘆するのは法蔵菩薩、阿弥陀さまの讃嘆させようというお意のあらわれです。
すなわち他力催促の大行ということです。しかしそれなら又、屁のように思う者がおる。
「如来さまの催促だから、思わんでも、努力せんでも出る」それなら屁です。努力するんです。
私どもは堂々たる一人の生活者です。自分で判断をして自分で生きていく一人の生活者です。だから自分で努力をしてお称名する。時々聞かせて頂いたお味わいを取りだしては「こうまで申すもご恩の力なり」(『親鸞聖人御消息』西本願寺版聖典第13通)と慶信坊(きょうしんぼう)のように時どき取り出しては他力催促でありましたと喜ぶ。
日常はそんなこと一々思うちゃおられんから、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と称えます。腹をたてちゃすまんぞよと、さまざまな心がけがあります。

*Comment

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フェイスブックからのリンクで訪問してくださる方が結構いらっしゃるようですが、なぜなんでしょう?(何にしろありがとうございます。)
  • posted by hiromi 
  • URL 
  • 2013.01/09 12:10分 
  • [Edit]

NoTitle 

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
hiromiさんにとってよい年になりますように。
深川倫雄和上は有難い和上さんでしたね。
  • posted by maelstrom 
  • URL 
  • 2013.01/15 21:16分 
  • [Edit]

maelstrom様 

あけましておめでとうございます。
いつもありがとうございます。
今年も素敵な年になるとよいですね!
今年もよろしくお願いします。i-260

  • posted by  
  • URL 
  • 2013.01/16 09:07分 
  • [Edit]

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