真の知識にあうことは

真の知識にあうことは かたきがなかになおかたし 流転輪廻のきわなきは 疑情のさわりにしくぞなき 親鸞聖人

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悔しいこころ

正信偈にはどういうことが書かれてあるの?と子供が聞くので、話してはみるのですが、やはり難しいといいます。「ほうぞう」とか「せじざいおうぶつ」「りゅうじゅ」「ぼさつ」などなど普段は出てこない言葉が多いので、それだけでも混乱してしまうようです。

やさしいお話の本で…と思いましたがやはり小学校低学年の子供にはまだ難しいようで、何かないかな…と思っていましたら、京都に行った際に『まんが 正信偈のおはなし 七人の高僧の教え』(法蔵館)という本を見つけました。
なんだか懐かしいようなタッチの絵で、タイトルどおり漫画で描かれています。漫画も大好きな息子にはこれもいいかも…と思い購入して帰りました。

漫画だから…とまずは自分で軽い気持ちで読み始めたのですが、泣けてしまいました。
例えばこの場面
p41_0001 (682x1024)
「悔しいです…!」と肩を震わせて泣くんですね…
こんなに一生懸命やっているのに、真面目にやっているのに…と悔しくて泣くんです。
これが私ですよね…

本は上巻と下巻の二冊で、七高僧の教えの流れに沿って、「うぬぼれを捨てる」ということを一貫して書かれています。
でも、このうぬぼれということですが、まちがえやすいというか、私は間違えていました。
往生に関して自力を頼む、つまり自分の力で往生できると思うということが、浄土真宗でいううぬぼれで、自分は往生にかなう行は何もできないということで、それ以外のことで何もできないとか、ダメな人間だか、悪い奴だとか、「完全なる自己否定に走る」ようなこととは違うのです。
往生に役立つことはできないということで、その部分についてだけは自分を完全に否定されますが、自分自身を全部否定するのではないのです。悪人とは、如来をたのむべき人という意味なのです。

ところが、悪人と知らされたときに救われる、という感覚的な話が信じられて、罪悪感が徹底したときなんだと思いこみ、自分は悪人だ、自分は悪い奴だ、自分では何も判断してはいけないんだ…などとやっていたら、それはおかしくなってしまいますね。

そこを間違えることを利用して、誰しも罪悪感や自己嫌悪や無力感があることにつけこんで、自分を否定するように仕向け、自己を否定することを善として特別な人物や存在に依存するようにする、そんなものは宗教ではなくてカルトなのです…

その他にも印象に残る場面。
・「楽して行っても少しも自分のためにはならないのに」
p12阿弥陀仏の気が知れない
「楽しては往生はできない」と信じるこころは…

・「あんな気楽に船でやってきたやつらと…」
p12あんな気楽にやってきたやつらと
「どんな人でも」という平等な世界というものを、私は信じたくないのでしょう。けれど、その平等な世界でなかったら、私は救われることはないのですね…

・「思いっきり修行するとなんか手ごたえがあるんだよな」
p39思い切り修行すると
思いきり求道すると手ごたえがあるんだよなという心、ありましたね…みんながしていない求道を自分はしているのだ、とか…。お念仏がたよりないと思っては申し訳のないことでした。

・「まじめな自分がいいかげんなやつと同じだなんて納得できない」
p41まじめなじぶんがいい加減なやつと同じでは許せない

・「法蔵菩薩」
p25法蔵菩薩
・「自分に逆らう者も見捨てられない」
p48自分に逆らう者も
なむあみだぶ、なむあみだぶ。


*Comment

NoTitle 

こんばんは。
あげてくださっている漫画はどれも私の心です。
1枚目でいきなり泣けます。
「ほんとに悔しいんだね」と慈愛のまなざしをむけられただけで涙があふれてきそうです。
「阿弥陀仏の気がしれない」と怒っているところは、素直すぎて笑いそうになってしまいますが、自分の努力が報われるはずと思うのは当然ですよね。
どれも続きが気になるので、私も購入したいと思います^^
教えていただいてありがとうございます。
  • posted by ことり 
  • URL 
  • 2013.01/29 20:34分 
  • [Edit]

コメントありがとうございます。 

こんばんは。
>「ほんとに悔しいんだね」と慈愛のまなざしをむけられただけで涙があふれてきそう
ことりさんもそのように感じられましたか。私だけかと思っていたので(私だけでも、同じでなくてももちろんいいのですが)なんだか嬉しいです。

悔しいんだね…、と深い慈愛で抱きしめられているから、その気持ちが痛いほどわかるし、私もそんな人を同類として抱きしめたい、そんな気持ちです。

うぬぼれでなくなるのではなく、うぬぼれている自分をそのままうぬぼれと聞いて見て知れば、阿弥陀さまにまかせるより他のない自分でした。

>どれも続きが気になるので
敢えて部分的にしましたよ~^^
ありがとうございます。
  • posted by hiromi 
  • URL 
  • 2013.01/30 19:47分 
  • [Edit]

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